鳥見の山歩(さんぽ)

2001年8月16日 美ノ森→牛首山→赤岳(2899m)→大天狗→美ノ森

GPSによる軌跡(山旅倶楽部の地図を使用しKashmirで作成)
   GARMIN社のGPS eTrex Ventureによる軌跡を、山旅倶楽部の地図を使用しKashmirで作成

ガスの切れ間に
 6:00に美ノ森駐車場を出発。真教寺尾根を登り、県界尾根を下る長丁場の一日に、ちょっと体力が心配。でも今回は長い距離を歩いてみたかった・・・

 羽衣の池にはサワギキョウ、賽の河原にはマツムシソウが咲いていた。

 8:25に牛首山(2280m)に到着。ガスの合間に権現岳が見え隠れする。

富士山遠望
 樹林帯を抜けると見晴らしが利くようになり、遠く雲の上に富士山が見える。

 クサリのある岩稜の急登に緊張感も高まるが、程なく権現岳と赤岳を結ぶ主稜線にでる(10:50)。岩陰にはチシマギキョウがひっそりと咲いていた。

赤岳山頂
 赤岳頂上には11:10に到着。イワヒバリ

 イワヒバリが人を恐れる様子もなく、手が届きそうなすぐ近くまで寄ってくる。



     阿弥陀岳  横岳、硫黄岳、北八ヶ岳
         赤岳頂上からの阿弥陀岳と、北側に続く稜線(横岳〜硫黄岳〜北八ヶ岳)


県界尾根からの横岳
 頂上での展望を満喫したのち、県界尾根を下る(12:10)。

 上部はやはりクサリ場が連続する急な山道である。道端にはトリカブトの濃紺の花が咲いている。
ホシガラス
 「ガーガー」と鳴く鳥の正体が気になっていたが、高い木の枝に止まっている姿をやっと確認できた。ホシガラスだった。高山で生活するハト程の大きさの鳥。

ミソサザイ 頂上からの急な下りの後は、尾根筋の平らな長い道となるが、これがなかなか辛い。GPSの表示も、標高がなかなか下がらない。遠くで雷の音が聞こえる。

 小天狗を過ぎ、稜線との分岐(14:50)から下り、両側が笹に覆われた道を歩いていると、笹の中からカサカサという音と、「チッ」という鳴き声。正体を確認しようと静かに進むと、10m位先の枝にミゾサザイが姿を現してくれた。
 尾羽を立てる様子がかわいい。すぐ逃げる様子もなく、しばらく姿を楽しませてもらった。


ワレモコウ
 程なく林道に出、1時間程で美ノ森に帰着(16:40)。体はかなり痛めつけられたが、山から元気をもらって帰ってきた。

 ワレモコウにアカトンボがのんびりと止まっていた。

 今回、eTrex Ventureを新たに購入し使用した。ログの保存間隔を自由に設定できるため、今までのeTrexのようにログがオーバーフローすることもなく、全行程の軌跡を記録することができた。



<山道で見かけた小さな花たち>
マツムシソウ アザミの花を蝶

チシマギキョウ トウヤクリンドウ

 

 トリカブト

 サワギキョウ コオニユリ

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