二十四節気の草花

 二十四節気は、中国の戦国時代に黄河中・下流域の農業活動の中から生まれた季節の目安で、奈良時代に日本に伝えられました。当初は日本の自然現象と約一ヶ月のズレがありましたが、江戸時代に日本の季節の合うよう改良されました。

 太陽年(太陽が春分点を通過して、再び春分点に戻るまでの時間)を、太陽の黄経にしたがって24等分し、その季節にふさわしい名前をつけたものです。

 下記の日付は2001年のものですが、年によって1日ずれます。また、写真は特に断わりの無い限り、私の住んでいる多摩丘陵近辺で撮影したものです。

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 啓蟄(3月5日)  暖かくなってきたのを感じて、冬眠していた蛇や蛙などの動物が地上に姿を現す頃
コブシの花が咲き始めたナズナ(ペンペングサ)カンヒザクラとヒヨドリ
沈丁花土筆
 春分(3月20日)  太陽黄経が0度となり、昼と夜の時間が等しくなる
キブシ(木五倍子)コブシ(辛夷)カタクリ(片栗)
 清明(4月5日)  明るく清らかな季節
タチツボスミレモミジイチゴヤマブキ
ミヤマキケマンマムシグサ
 穀雨(4月20日)  百穀が春雨に潤う
フデリンドウスミレ(菫)ジュウニヒトエ(十二単)
ホウチャクソウ(宝鐸草)レンゲソウヤマボウシ
フジエビネタツナミソウ
 立夏(5月5日)  この日から立秋の前日までを夏とする
ニワゼキショウ(庭石菖)キランソウムラサキサギゴケ
ムラサキケマンニリンソウ
 小満(5月21日)  あらゆる草木が生い茂る頃
エゴノキミヤコグサノアザミ