二十四節気の草花

 二十四節気は、中国の戦国時代に黄河中・下流域の農業活動の中から生まれた季節の目安で、奈良時代に日本に伝えられました。当初は日本の自然現象と約一ヶ月のズレがありましたが、江戸時代に日本の季節の合うよう改良されました。

 太陽年(太陽が春分点を通過して、再び春分点に戻るまでの時間)を、太陽の黄経にしたがって24等分し、その季節にふさわしい名前をつけたものです。

 下記の日付は2001年のものですが、年によって1日ずれます。また、写真は特に断わりの無い限り、私の住んでいる多摩丘陵近辺で撮影したものです。

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 白露(9月7日)  秋はいよいよ本格的になり、野の草には露が宿るようになる
ミズヒキツリガネニンジンヤマホトトギス
 秋分(9月23日)  この日を境に夜長の季節へと移る
ツリフネソウヒガンバナナンバンギセル
ハナミズキの実ガマズミ
 寒露(10月8日)  秋の長雨が終わり、本格的な秋が始まる頃
ススキホトトギスキンエノコロ
 霜降(10月23日)  露が降りる頃
ムラサキシキブリンドウ(御坂山塊にて)マユミの実(御坂山塊にて)
 立冬(11月7日)  冬立つ日、この日から立春前日までが暦の冬
落ち葉
 小雪(11月22日)  東京付近でもそろそろ霜を置くようになる
キヅタいちょう並木(立川・昭和記念公園)